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少しずつ、少しずつ

遅番がメインになっても、しばらくは使いどころが無く、

上司も同僚も頭を抱える存在でした。

上手く出来ることはほとんど無かったんですが、

掃除は本当にしっかりとやるようにしていたため、

他の人が遅番をするときとの違いが出てきたようで、

その部分で、少し評価してもらえるようにはなってきました。

また、パンだけでなく、パンの中身になるフィリングやソースの類も

手作りであったため、その辺りの仕事を正確に早くできるようになってきたことで

ほんの少ーしずつですが、存在を認めてもらえるようになってきました。

すると、上司も窯を覚えるよう仕向けてくれ、

少しずつメンバーとして役に立てるようになってきました。

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